水疱瘡跡治療 その１：TCAピーリング（トリクロロ酢酸）
小学生の頃出来た水疱瘡跡を、40年後に、治療することになろうとは思っていませんでした。 きっかけは、長女が水疱瘡跡を治療3回くらいでほぼ完治させたことです。（ちなみに、数回のCO₂フラクショナルレーザーで） ただ、長女の水疱瘡跡は、ほとんど他人が気付かないレベルの跡でした。それに引き換え、私の跡は、かなり深くて、メイクで隠れるレベルのものではなく、とても完治を目指せるレベルの跡ではありません。年齢差も30歳あります。ただ、長女が治療したことがきっかけで、「水疱瘡跡って治療できるんだ。今より目立ちにくくすることが出来るかも。」ということに気付かされました。
私の水疱瘡跡は、幼い頃に出来たものなので、正直、結構目立つ割には、これまで、ほとんど気にしたことはありませんでした。それより、思春期の頃は、むしろ（脂性肌のため）ニキビがひどかったので、断然ニキビのほうが気になっていました。ちなみに、ニキビについては、20代半ばに、クロロフィル美顔教室に通って、ほぼ完治させたのを最後に、肌については、かなり無頓着に過ごしてきたという感じです。
最近、男女ともに美肌意識が高くて、あらためて時代が変わったなあ思いました。男性用化粧品が普通に販売されていますし、湘南美容クリニックには、若い男女がいっぱいいて、男性はひげ脱毛、女性はVIO含め全身脱毛している人が増えましたね。数年前、職場の新入社員の男性から、ひげ脱毛に通うという話を聞いて、「えええっ？！ ひげ無くなっていいの？ 一生生えてこなくなっていいの？ もし、今後、ファッションでひげが流行ったら、ひげ欲しくならない？ 男らしさの象徴じゃないの？」と、正直、本当にびっくりしたのですが、それが、今結構普通のことだと知って、時代の変化をキャッチできていなかったなあとしみじみ思ったものです。
という訳で、ここ最近の若年層の美意識高いブームも手伝って、私も、ちょっと、水疱瘡跡をメイクで隠れるとまでは行かずとも、かなりわかりづらいレベルまで治療できないものか、試してみることにしました。
ネットやYouTubeでいろいろ調べてわかったことは、水疱瘡跡治療は、ニキビ跡の治療とほぼ共通してそうだということ。どちらも凹み治療なので、凹みをなだらかにして、わかりにくくするということだと考えると確かにそうだなと。
代表的なものとして
・TCAピーリング
・CO₂フラクショナルレーザー
・ダーマペン
・サブシジョン
があるとわかりました。
中でもサブシジョンは、ダントツ効果が高そうな気がしました。
YouTubeで『サブシジョン』を検索すると、治療中の動画なども見ることができます。まだ日本ではやっているクリニックが限られているようです。これ、絶対やりたいと思ったのですが、どこで受けるか、クリニック選びに少し時間をかけたいと思ったのと、他の治療法でどの程度の効果があるのか経験してみたと思いました。そこで、ひとまず、表参道にあるある美容クリニックに相談に行ったのですが、そこで、まず最初の治療として提案された『TCAピーリング（トリクロロ酢酸）』を受けてきました。
ちなみに、この３つ
・TCAピーリング
・CO₂フラクショナルレーザー
・ダーマペン
は、多くのクリニックで治療が受けられますが、クリニックによって値段にかなりバラツキがあるので、きちんと比較検討することがおすすめです。
美容クリニックのウェブサイトに記載されている金額でも、例えば、治療範囲が細かく設定されていて、それぞれの価格が細かく記載されていると安心です。
例えば、TCAピーリングを受けたい場合に、20か所で2万円より、1か所（〇mm四方）4000円みたいなほうが、1か所だけ治療したい場合に、その価格設定がきちんと明記されているほうが安心です。 事前にクリニックに「1か所（〇ｍｍ四方）の場合は、おいくらですか？」と電話で聞けばいいのかもしれませんが、すぐ答えが返ってくるかどうかもわからず、私は、何となく気がひけてしまうので、細かい金額設定のあるクリニックを選びます。
さて、話を元に戻して、『TCAピーリング』治療の結果は、といいますと、結論から言うと、私の水疱瘡跡のような（大きめで深い凹みには）効果は低めです。『TCAピーリング』は、凹みの縁の部分にピーリング液を垂らして、まず凹みの縁をなだらかにしようという治療です。確かに角張った縁はなだらかになりましたが、凹みの一番深い部分が盛り上がった訳ではないので、メイクでも隠せないレベルの凹みはそのままでした。凹みはまだあるものの、くっきりしていた縁が、ぼんやりした縁になったという感じはあります。ただ、そのせいで、跡自体が、大きめに見えるようになってしまいました。また、その後、色素沈着が出てしまい、水疱瘡跡が茶色くなってしまいました。
TCAピーリングは、ダウンタイムが1週間～10日ほどあるので、その経過については以下の通りです。
上の写真では、水疱瘡跡があまり大きくないように見えるのですが、実物は、かなり目立つものです。初対面の方にも、必ず気付かれます。
実は、この記事を書いている今、サブシジョンもすでに受けてきたので、またその効果などもレポートしようと思います。
